友だち

高校生の頃、仲の良かった女友達を思い出した。

旭川西校に通っていた頃のワタシは、
無愛想で女の子っぽい可愛らしさのない、
どちらかというと男っぽい
少し不思議な高校生だったと、今は思う。

英語が苦手で、毎日すごく勉強したけれど
一番勉強しなかった数学がよく出来た。
それに比べて彼女sちゃんは、秀才で頑張りや。
ノートを見ると「まるで本を見てるみたい」な几帳面。
字も綺麗だったなぁ。。。

そのsちゃんと、毎日お昼は一緒にお弁当を食べてた。
そして屋上に上がって、遠くを一緒に眺めていた。。。
余談ではあるが、その屋上からUFOも何度か見たりしたっけ。

彼女はワタシと違って、
色で例えるなら「透き通った白」のように
女の私から見ても純粋で可愛らしい、
守ってあげたくなるような女の子だった。
そしてそれは、今も変わらない。

こんな歳になって、そんなコトないでしょ?!
なんて思うかもしれないが、コレは本当!
この三十年何回あっても変わらない。

なぜ思い出したのかというと、
女優の今井美樹さんに似ているからなのだ。
笑った時には、思わず彼女と錯覚する程よく似ている。

その彼女は、当然幸せなものだとワタシは思い込んでいた。
勝手に「優秀で可愛いのだから」当然でしょ!
と、会う度に「幸せそう」と疑いもなく接していたワタシ。
でも実は、そうではなかったと知った去年。

……悲しかった。
「ワタシのsちゃんがそんなコトになってるなんて!」

彼女はワタシに伝えた後、遠い目でこう言った。
「高校生の時に戻れるものなら戻りたいね」

なんだか彼女のカレでもないのに、
「守ってあげられなかったね」と心の中で
ふっと湧き出るワタシだったなぁ。。。

女友達には、幸せな今!を聞かせて欲しい!
そう思っていたのに、昨日また別の友達から辛い報告があった。

専門学校と短大時代をほとんど一緒に過ごした彼女の電話は、
何年ぶりかわからない程年月が経っていた。
「久しぶり! 久しぶりなんだけど、重い話するね」
唐突な前振りに、ナンダ?と思いつつ受話器に耳を押し当てる。
「Aさんがね、厄介な病気になっちゃったらしいんだ」

「Aさんて、東京の?」
彼女は卒業後東京に就職してそのまま連絡もとっていなかった。

「もう二、三年前に旭川に帰ってきてたのさ」「へえー、知らなかった」

「ソレがね、ALSって難病なんだよ」
聞き慣れない病名に、少し間を置いて、
「え?どんな病気?」

電話の彼女は気が動転し、早口になっていた。
ただ、その説明でわかったコトは
Aさんがあと三年程しか生きられないというコトだった。

ワタシは受話器を持つ手が汗ばんで、
指で何度も持ち替えようと無意味な動きに自分で気づいた。

「今は左手だけは使えるし、まだ話すコトもできるって」
その言葉を聞くや否や、ワタシの足は震え出した。

筋肉が動かなくなってしまう難病。
十万人に一人。


あの日、あの頃、
絵が上手で、簡単そうに漫画をスラスラ描いていた彼女。
その右手がもう動かなくなっているなんて!

あまりのショックに、信じられない思いと
ただただ会いに行きたい衝動と、
言葉には現せない悔しさとがまぜこぜになって。。。

友達に会ったら、伝えたいのです。

ありがとう! 友達になってくれて。
そう、その言葉を伝えに、今月中に行ってきたいと思っています。
by mszip | 2011-03-07 00:43 | 生活

オートバイとわんこに囲まれて日々感じたこと・・・


by mszip
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30